- 「毎日肩が重だるい…」
- 「マッサージを受けても、すぐ元に戻ってしまう」
- 「肩こりがひどくて、頭痛や吐き気まで出てきた」
このようなつらい肩こりに悩まされていませんか?
実は「肩こり」は、日本人が自覚している症状の中でも常に上位に入る不調だということをご存じでしょうか。
厚生労働省の調査では、女性では自覚症状の第1位、男性でも第2位に「肩こり」が挙げられており、年代を問わず多くの方が悩まされています。特に30〜50代では、約2人に1人が肩こりを感じているとも言われています。
交野市でも、デスクワークやスマホ使用の増加、家事・育児による前かがみ姿勢などが重なり、
「昔から肩こりが当たり前になっている」
「ひどい時は頭痛やめまいまで出てくる」
というご相談が年々増えています。
肩こりは決して珍しい症状ではありませんが、放っておくと慢性化し、生活の質を大きく下げてしまう不調でもあります。
だからこそ今、「なぜ肩こりが起こるのか」「どうすれば根本から改善できるのか」を知ることが大切です。
この記事では、
「なぜ肩こりが良くならないのか」
「本当の原因はどこにあるのか」
「当院で実現可能な根本改善の考え方」
という内容を分かりやすく解説していきます。
肩こりは「肩だけの問題」ではありません!

多くの方が
「肩がこっている=肩の筋肉が悪い」
と思われがちですが、実はそれだけではありません。
肩こりの正体は、
- 手指の偏った動作の反復による肩、首への負担
- 長時間の同一姿勢による全身の循環不良
- 長期間に及ぶ交感神経過剰状態の継続(自律神経の乱れ)
- 偏った食生活や脱水による内臓疲労
などが複雑に絡み合って起こる全身の不調のサインです。
そのため、
肩だけを揉んだり温めたりしても、
一時的に楽になるだけで、根本改善にはつながらないケースが非常に多いのです。
肩こりを引き起こす4つの原因とは?

①手指の偏った動作の反復による肩・首への負担
現代人の生活で欠かせないのが、
パソコンのキーボード操作やスマホの操作です。
これらの動作は一見「指だけを使っている」ように見えますが、実際には
- 指・手首
- 前腕
- 肘
- 肩
- 首
までが連動して使われています。
特に、
・マウス操作をする側だけ肩がこる
・スマホを持つ手と反対側の肩がつらい
といったケースでは、手指の使い方の偏りが肩こりの引き金になっていることが多くあります。
同じ動作を長期間繰り返すことで、筋肉や筋膜の動きが悪くなり、肩周囲に余計な緊張が溜まってしまうのです。
②長時間の同一姿勢による全身の循環不良
デスクワークや運転、スマホ操作などで、
同じ姿勢が何時間も続くことはありませんか?
人の体は本来、動くことで
- 血液
- リンパ
- 酸素
- 栄養
を全身に循環させています。
しかし、長時間同じ姿勢が続くと、
- 筋肉がポンプの役割を果たせなくなる
- 血流が滞る
- 老廃物が溜まりやすくなる
といった状態に陥ります。
特に首や肩周りは心臓より高い位置にあるため、
循環が悪くなる影響を受けやすい部位です。
その結果、重だるさや張り感、痛みとして肩こりを感じるようになります。
③長期間に及ぶ交感神経過剰状態の継続(自律神経の乱れ)
肩こりがなかなか改善しない方に多いのが、
自律神経の乱れです。
自律神経には、
- 活動モードの「交感神経」
- リラックスモードの「副交感神経」
があります。
仕事のプレッシャー、時間に追われる生活、睡眠不足などが続くと、
交感神経が優位な状態が長期間続いてしまいます。
すると、
- 筋肉が常に緊張する
- 血管が収縮し、血流が低下する
- 体が「休めない状態」になる
という悪循環が起こります。
「無意識に肩に力が入っている」
「寝ても疲れが取れない」
という方は、この影響を強く受けている可能性があります。
④偏った食生活や脱水による内臓疲労
あまり知られていませんが、
内臓の疲労も肩こりと深く関係しています。
水分不足や偏った食生活が続くと、
- 消化器に負担がかかる
- 内臓の血流が低下する
- 内臓を守ろうとして体が緊張する
といった反応が起こります。
内臓は筋肉や筋膜とつながっており、
内臓の疲労が背中や肩の緊張として現れることも少なくありません。
特に、
- 水分摂取が少ない
- コーヒーや甘い飲み物が多い
- 食事時間が不規則
という方は、肩こりが改善しにくい傾向があります。
肩こりが引き起こすさまざまな不調とは?

肩こりは「肩が重い・張る」といった症状だけにとどまりません。
前章でお伝えした4つの原因が重なることで、全身にさまざまな不調が現れることがあります。
①頭痛・偏頭痛
肩こりと頭痛は、非常に関係が深い症状です。
手指の偏った動作や長時間の同一姿勢が続くと、首から肩、後頭部にかけての筋肉が強く緊張します。
この緊張により血流が悪くなると、脳への酸素供給が低下し、締めつけられるような頭痛が起こりやすくなります。
また、自律神経の乱れによって血管の収縮と拡張のバランスが崩れると、偏頭痛として現れることもあります。
「肩がこると決まって頭痛が出る」という方は、体の循環と神経の影響を受けている可能性が高い状態です。
②目の疲れ・眼精疲労
パソコンやスマホを長時間使用する生活では、
- 目の酷使
- 手指の反復動作
- 首・肩の緊張
が同時に起こります。
特に首や肩の筋肉が硬くなると、目の周囲や後頭部への血流も低下し、
目の奥が重い、かすむ、しょぼしょぼするといった眼精疲労につながります。
単なる「目の使いすぎ」ではなく、
肩こりが原因で目の回復力が落ちているケースも多く見られます。
③吐き気・めまい
「肩こりがひどい日は、気分が悪くなる」
「ふわっとしためまいが出る」
このような症状は、自律神経の乱れが深く関係しています。
交感神経が過剰に働いた状態が続くと、
- 血圧や血流の調整がうまくいかない
- 内耳(平衡感覚)への血流が不安定になる
といった影響が出やすくなります。
さらに、内臓疲労や脱水が重なると体の回復力が落ち、
吐き気やめまいとして症状が表面化することがあります。
④腕や手のしびれ
肩こりが進行すると、
首から腕、手へと伸びる神経や血管に負担がかかることがあります。
特に、
- 長時間のデスクワーク
- マウスやスマホ操作の偏り
- 姿勢の崩れ
が続くと、首や肩周辺で神経が圧迫されやすくなります。
その結果、
- 腕がだるい
- 指先がしびれる
- 力が入りにくい
といった症状が現れることがあります。
単なる肩こりと軽く考えず、体からの重要なサインとして捉えることが大切です。
⑤集中力の低下
肩こりが慢性化すると、
- 血流不足
- 脳への酸素供給の低下
- 常に体が緊張している状態
が続きます。
その結果、
「仕事や家事に集中できない」
「ぼーっとすることが増えた」
といった変化を感じる方も少なくありません。
体がリラックスできない状態では、
本来のパフォーマンスを発揮することが難しくなるのです。
⑥睡眠の質の低下
肩こりと睡眠の質も、密接に関係しています。
自律神経が乱れ、交感神経が優位な状態が続くと、
- 寝つきが悪い
- 夜中に目が覚める
- 朝起きても疲れが残る
といった症状が出やすくなります。
また、肩や首の緊張が強いと、寝ている間も体が完全に休めず、
疲労が翌日まで持ち越される悪循環に陥ります。
「しっかり寝ているはずなのに疲れが取れない」という方は、
肩こりと自律神経の影響を疑ってみる必要があります。
「ただの肩こり」と思っていたものが、
日常生活の質を大きく下げてしまう原因になることもあるのです。
マッサージや湿布で改善しない理由
「マッサージに行っても、その日は楽になるだけ」
「湿布を貼ると一時的に和らぐけれど、すぐ元に戻る」
それは決して、マッサージや湿布が悪いわけではありません。
肩こりの本当の原因にアプローチできていないことが理由です。
ここでは、なぜマッサージや湿布だけでは改善しにくいのかを、
先ほど解説した4つの原因をもとに説明します。
①手指の偏った動作による負担は「肩だけ」では解決できない
マッサージや湿布の多くは、
「こっている場所=肩」に対して行われます。
しかし実際には、肩こりの原因が
- 手指や手首の使い方
- 肘や前腕の緊張
- 動作の左右差
にあるケースが少なくありません。
肩だけを緩めても、
原因となる動作や連動が変わらなければ、
体はまた同じように肩へ負担をかけてしまいます。
結果として、
「楽になる → すぐ戻る」
を繰り返すことになります。
②長時間の同一姿勢による循環不良は一時的な刺激では改善しない
マッサージで一時的に筋肉を緩めても、
長時間の同一姿勢による全身の循環不良そのものが改善されなければ、
血流やリンパの流れはすぐに元の状態に戻ってしまいます。
湿布も、炎症や痛みを抑える目的としては有効ですが、
- 血流を持続的に改善する
- 姿勢や体のバランスを整える
といった働きはありません。
そのため、
肩こりが起こりにくい体の状態を作ることは難しいのです。
③自律神経の乱れには「刺激を与えるだけ」では不十分
交感神経が過剰に働いている状態では、
体は常に緊張モードにあります。
この状態で強いマッサージを受けると、
一時的に楽になったように感じても、
体はすぐに元の緊張状態へ戻ろうとします。
また、湿布による冷感・温感刺激も、
自律神経のバランスを整える働きは限定的です。
肩こりが慢性化している方ほど、
「刺激」よりも「緊張を自然に緩めるアプローチ」が必要になります。
④内臓疲労や脱水は外側からのケアだけでは変わらない
偏った食生活や水分不足による内臓疲労は、
マッサージや湿布では直接アプローチできません。
内臓の疲れによって体が無意識に緊張している場合、
肩だけを緩めても、
体は再びバランスを取ろうとして肩を固めてしまいます。
このようなケースでは、
生活習慣や体の内側の状態にも目を向ける必要があります。
「効いている感じ」と「本当に改善している」は別もの
マッサージや湿布は、
「今のつらさを和らげる」ためには役立つこともあります。
しかし、
- 原因がどこにあるのか
- なぜ肩に負担が集中しているのか
- どうすれば再発しにくい体になるのか
を見直さなければ、肩こりは繰り返されてしまいます。
交野エニフ整骨院で考える「肩こり改善アプローチ」

当院では、痛みや不調が出ている「肩」だけを見るのではなく、
なぜその症状が起きているのかを丁寧に見極めたうえで施術を行います。
①手指の使い方・体のクセを評価し、負担のかかる連動を整えます
肩こりの背景には、
手指・手首・肘・肩・首といった動きの連動の乱れが隠れていることが多くあります。
当院では、
- 日常の動作(仕事・スマホ・家事)
- 左右差のある使い方
- 肩に力が入りやすいクセ
をチェックし、負担が集中している部位を見つけます。
施術では、肩だけでなく腕や前腕、首まで含めて調整することで、
肩にかかる無意識の緊張を自然に抜いていきます。
②全身の循環を改善し、回復しやすい体の状態をつくります
長時間の同一姿勢によって起こる循環不良は、
肩こりだけでなく頭痛や集中力低下の原因にもなります。
当院では、
- 姿勢・骨盤・背骨のバランス調整
- 呼吸が浅くなっている部位へのアプローチ
- 筋肉と筋膜の柔軟性回復
を通して、全身の血流・リンパの流れを促進します。
強く揉むのではなく、
体が本来持っている回復力が働きやすい状態へ導くことを大切にしています。
③自律神経のバランスを整え、過剰な緊張を鎮めます
頭痛・めまい・睡眠の質の低下がある方は、
交感神経が過剰に働いているケースが少なくありません。
当院では、
- 首・背骨・骨盤を中心とした神経への負担軽減
- 呼吸やリラックス反応を引き出す施術
- 無意識に入っている力を抜く調整
を行い、自律神経が切り替わりやすい体づくりを目指します。
「施術後に深く息ができるようになった」
「その日はよく眠れた」
と感じられる方も多くいらっしゃいます。
④内臓疲労にも目を向け、体の内側から整えます
偏った食生活や脱水による内臓疲労は、
肩や背中の緊張として現れることがあります。
当院では、
- お腹や体幹部の緊張チェック
- 内臓と筋肉のつながりを考慮した施術
- 日常生活での水分・食事のアドバイス
を通して、体の内側から回復しやすい状態をサポートします。
「施術後、肩だけでなく体全体が軽くなる」
と感じられる方が多いのも、このアプローチの特徴です。
⑤施術+セルフケアで「繰り返さない体」を目指します
肩こりは、施術だけで完結するものではありません。
当院では、施術とあわせて
- 正しい姿勢の取り方
- 仕事中にできる簡単なケア
- 肩に負担をかけにくい体の使い方
をお伝えし、良い状態を維持できる体づくりをサポートします。
無理な運動や難しいことは行いません。
あなたの生活に合った、続けやすい方法をご提案します。
肩こりを改善するために大切なこと
肩こり改善で最も大切なのは、
「自分の体への負担は何なのかを知ること」です。
そのためには、
- 身体の正しい使い方や姿勢を知る
- 内臓や自律神経をしっかりとケアする
- 自分に合ったセルフケアを継続する
が欠かせません。
闇雲に一人で頑張りすぎず、
専門家と一緒に改善していくことが、結果的に近道になります。
まとめ
「どこに行っても肩こりが良くならない」
「原因をきちんと説明してほしい」
「本気で根本改善したい」
そんな方は、ぜひ一度ご相談ください。
交野市で地域の皆さまの健康を支える整骨院として、
あなたの肩こりと丁寧に向き合い、
無理なく改善を目指すお手伝いをさせていただきます。



