肩の痛み 、こんなことで悩んでいませんか?
「朝起きたら肩が上がらない…」
「仕事や家事をしていると肩がズキズキと痛む」
「五十肩と診断されたけど、薬やリハビリだけでは良くならない」
「腕を後ろに回すのがつらくて、着替えすら大変」
「肩こりかと思っていたら、どんどん痛みがひどくなってきた」
肩の痛みは、年齢や性別にかかわらず多くの方が抱える不調です。しかし、その原因や状態は人によって異なり、放っておくと肩が固まって動かなくなる「拘縮」や、首や腕への痛み・しびれにつながることもあります。
この記事では『肩の痛み』について解説していきます。
交野市の交野エニフ整骨院では、肩の痛みの根本原因を見極めたうえで、やさしく確かな施術を行っています。
【肩の痛みと種類について】

肩は、「肩甲骨」「上腕骨」「鎖骨」が連動して動く“複合関節”です。そこに加えて、筋肉や腱、靭帯、神経が関係してくるため、少しのバランスの崩れが大きな不調につながります。
代表的な肩痛には以下のようなものがあります:
①肩関節周囲炎(四十肩・五十肩)
中年以降に多くみられる肩関節の炎症。痛みだけでなく可動域が制限され、日常生活に支障をきたすことが多いです。
②腱板損傷・腱板炎
筋肉の腱が傷ついたり炎症を起こして、動かすと痛むタイプ。力仕事やスポーツをしている方に多くみられます。
③インピンジメント症候群
肩の関節が動くときに骨と筋肉が衝突し、痛みを引き起こす状態。悪化すると夜間痛や動作時痛が強くなります。
④頸椎由来の痛み(神経症状)
首からくる神経圧迫により、肩に痛みやしびれが出るケース。特にデスクワークやスマホ姿勢が多い方に目立ちます。
【肩の痛みの原因とは?】

肩の痛みには、さまざまな要因が関係しています。
①姿勢の悪さ・猫背・巻き肩
現代人に多いスマホ首や前傾姿勢は、肩関節の位置をズラし、筋肉や腱にストレスをかけ続けます。
②運動不足・血流の低下
肩周辺の筋肉は血流が悪くなりやすく、疲労物質や老廃物が溜まると炎症を起こしやすくなります。
③加齢による関節・筋肉の硬化
年齢を重ねると筋力や柔軟性が低下し、ちょっとした動作でも痛めやすくなります。
④過去の怪我や使いすぎ
過去の捻挫・骨折・脱臼などがしっかり治っていない場合、肩周辺のバランスが崩れ、負担が偏ってしまいます。
【肩の痛みを引き起こす意外な原因】
「肩が痛い」と聞くと、多くの方が筋肉や関節の問題をイメージされますが、内臓の不調が肩の痛みに関係していることも少なくありません。これは「内臓―体性反射」と呼ばれる仕組みで、内臓の疲れや炎症が、筋肉や皮膚に“関連痛”として現れるものです。
特に、以下のような内臓との関連が考えられます:
■右肩の痛みと関係が深い「肝臓・胆のう」
右肩の違和感や重だるさが続く場合、肝臓や胆のうの機能低下が関与している可能性があります。肝臓は体の解毒を担う臓器で、疲労・ストレス・食生活の乱れによって機能が落ちると、右肩〜肩甲骨周辺に痛みや緊張感が出ることがあります。
また、胆のうの問題(胆石や胆のう炎など)は右肩に鋭い痛みとして現れることがあり、特に脂っこいものを食べたあとに痛む場合は要注意です。
■左肩の痛みと関係が深い「胃・膵臓・心臓」
左肩に慢性的な重だるさや痛みがある場合、胃や膵臓などの消化器系の不調、さらには心臓の循環機能の低下が影響しているケースもあります。食べすぎ、ストレス、冷たい飲食の摂りすぎなどで胃腸が弱っていると、左肩に違和感が出ることがあります。
また、緊張や不安で交感神経が優位になると、心拍が上がり、胸の緊張が左肩に波及する場合もあります。
■共通するキーワードは「横隔膜」と「迷走神経」
右肩でも左肩でも、内臓の不調が肩に現れる共通点として重要なのが「横隔膜」と「迷走神経」です。
- 横隔膜は、胸とお腹を隔てる筋肉で、呼吸・姿勢・内臓の働きに密接に関わっています。ストレスや姿勢の悪さで横隔膜が硬くなると、周囲の筋膜や神経を圧迫し、肩や背中に痛みが出やすくなります。
- 迷走神経は、脳から出て内臓までつながる“副交感神経”の大動脈です。この神経は横隔膜を通るため、内臓の不調や自律神経の乱れがあると、肩・首まわりの筋肉にも緊張を生じさせます。
とくにデスクワーク・スマホ姿勢・睡眠不足・浅い呼吸の習慣がある方は、横隔膜の動きが制限され、迷走神経の伝達がうまく働かず、自律神経と筋肉の両方が乱れやすくなります。
このように、肩の痛みは「筋肉」や「関節」だけの問題ではなく、「内臓」や「神経」「呼吸」まで含めた“全身のバランス”から考えることが大切です。
【当院の肩の痛みに対する治療法】

当院では、その場しのぎのマッサージや電気治療ではなく、「なぜ痛くなったのか?」という原因を見極め、体の内外から整える治療を行っています。
①丁寧なカウンセリングと検査
まずは姿勢・動作・日常生活の癖を細かくチェックし、肩痛の根本原因を明確にします。
②筋膜リリース・調整手技
肩の筋肉だけでなく、肩甲骨や背中、首・腰など全体のつながりを意識しながら、やさしく緩めていきます。無理に引っ張ったり強く押すことはしません。
③東洋医学の観点からの施術
気血水の流れや経絡を意識し、自律神経や内臓疲労にもアプローチ。全身のバランスが整うことで、自然と肩の痛みが和らいでいきます。
④動作指導・セルフケアアドバイス
痛みが再発しないように、日常でできる簡単なストレッチや呼吸法、姿勢のコツなどをお伝えしています
【最後に】
肩の痛みは「体のサイン」。我慢せず、早めのケアを。
肩の痛みは、ただの「使いすぎ」ではなく、体が発するSOSであることも少なくありません。交野市で肩の痛みにお悩みの方は、どうぞ一度当院にご相談ください。
一人ひとりに合わせた丁寧な施術と、やさしい声かけで、あなたの身体と心に寄り添います。