【つらい 月経異常 …ひとりで悩まないで】
「最近、生理のリズムがバラバラになってきた…」
「生理痛がひどくて、薬が手放せない」
「もう何ヶ月も生理が来ていない…」
そんなふうに、月経に関する不調を感じながらも、なかなか相談できず我慢していませんか?
実は、月経のリズムや状態は、体の中の状態を映し出す「バロメーター」のようなもの。
ホルモンのバランス、自律神経の状態、内臓の疲れ、冷えやストレス…さまざまな影響を受けて変化します。
「婦人科に行くほどではないけれど不安がある」「病院では異常なしと言われたけど、つらさはある」
そうしたお悩みに、整骨院だからこそできるケアがあります。
交野市にある交野エニフ整骨院では“骨格のゆがみ”や“自律神経”、“血流や内臓機能”など、体の根本から見直しながら、女性の不調に丁寧に寄り添っています。
この記事では『月経異常』について解説していきます。
もしあなたが、これからの自分の身体をもっと大切にしたいと感じているなら。
私たちと一緒に、無理のないやさしいケアを始めてみませんか?
【月経異常とは?】

月経異常とは、生理の周期や量、期間、痛みなどに異常がある状態を指します。
一時的な体調の変化によって起こることもありますが、慢性的に続く場合は体のどこかに原因が隠れています。
【主な月経異常の分類】
タイプ | 内容 |
---|---|
無月経 | 3ヶ月以上生理が来ない状態(原発性・続発性) |
過多月経 | 出血量が異常に多い(月経中の貧血・倦怠感) |
過少月経 | 出血量が極端に少ない(月経時間も短い) |
頻発月経 | 周期が24日以内で繰り返し起こる |
稀発月経 | 周期が39日以上と長くなる |
月経困難症 | 強い下腹部痛、腰痛、吐き気などが起こる |
このように、月経異常といってもさまざまな種類があり、それぞれに異なる原因や体のサインが隠れています。
【月経異常を引き起こす原因】

1. ホルモンバランスの乱れ
女性の月経は、脳(視床下部・下垂体)と卵巣の連携によるホルモンの分泌でコントロールされています。
強いストレス、寝不足、過労、ダイエットなどの影響でホルモンバランスが崩れると、生理が止まったり、周期が乱れたりします。
2. 自律神経の不調
ホルモンの指令を出す視床下部は、自律神経のコントロールも行っている部分です。
そのため、自律神経の乱れ(交感神経が優位になり続ける)によって、ホルモンリズムにも影響が出てしまいます。
特に現代女性は「がんばりすぎ」の状態が多く、副交感神経の働きが低下し、結果として月経異常が起こるケースが増えています。
3. 骨盤のゆがみ・体の冷え
骨盤のゆがみや下半身の冷えは、子宮・卵巣への血流を滞らせてしまいます。
血流不足になると、ホルモンを運ぶ役割や、子宮の機能そのものにも悪影響が出てしまいます。
また、長時間の座り仕事・姿勢の悪さ・運動不足などが重なることで、骨盤まわりの循環はさらに悪化します。
4. 内臓疲労と腸内環境の悪化
肝臓はホルモン代謝に関わり、腸内環境はエストロゲンの再吸収や便による排出に関与しています。
小麦の摂りすぎ、添加物の多い食生活、ストレスによる胃腸の不調は、結果的にホルモンバランスにまで影響します。
5. 東洋医学的な視点:気・血・水の乱れ
東洋医学では、月経異常は「血(けつ)」の不足や巡りの悪さ、「気(き)」の滞りが関係すると考えられています。
また、冷えやストレスにより「腎(じん)」「肝(かん)」の働きが弱まると、生理の乱れや痛みに繋がります。
【PMS(月経前症候群)とPMDD(月経前不快気分障害)とは?】
■ PMS(Premenstrual Syndrome)
月経の3〜10日前から始まる、身体的・精神的な不調の総称です。生理が始まると自然に症状が軽快します。
代表的な症状:
- イライラ・落ち込み・情緒不安定
- 頭痛・むくみ・乳房の張り
- 食欲の異常(甘い物・塩分の欲求)
- 疲労感・眠気・不眠・集中力の低下
■ PMDD(Premenstrual Dysphoric Disorder)
PMSの中でも精神的症状が特に強く、日常生活に支障をきたすレベルの状態。うつ病と似た状態になる方もいます。
特徴的な症状:
- 強い怒りや攻撃的感情
- 深い絶望感や自己否定
- 周囲との人間関係が崩れるほどの感情の波
- 感情のコントロールが困難になる
【PMS・PMDDの原因は“ホルモンの波”+“心身のバランス”】
PMS・PMDDの根本には、月経前の「エストロゲンとプロゲステロンの急激な変動」が関わっています。
この変動に、自律神経・脳内神経伝達物質・内臓機能などが影響を受けることで、心と体にさまざまな症状が現れます。
● ストレスや疲労で自律神経が乱れている
プロゲステロンが増える時期は、もともと副交感神経が優位になりやすい期間ですが、日常のストレスで交感神経が高ぶったままだと、バランスが崩れて症状が悪化します。
● 血流不足・内臓機能の低下
特に肝臓・腸・腎臓の疲労は、ホルモン代謝や排泄にも関わります。疲れが抜けず、老廃物も溜まりやすくなります。
● 冷えや骨盤の歪みで、女性ホルモンの循環が悪化
下半身の冷え、骨盤周囲の循環不全は、子宮や卵巣の働きに影響を与え、PMSの身体的症状(むくみ・痛み・だるさ)にもつながります。
● 栄養の偏りやミネラル不足
マグネシウム・ビタミンB群・鉄・亜鉛などが不足すると、神経伝達やホルモン分泌がうまく働かなくなり、感情の浮き沈みに直結します。
【当院の月経異常に対する治療法】

当院では、「ホルモンバランスを整えるために必要な体の土台づくり」を中心に、全身からのアプローチを行っています。
1. 骨盤・背骨の調整
子宮や卵巣の位置に関わる骨盤、ホルモン指令の中枢がある背骨(特に上部胸椎〜頸椎)を丁寧に整え、神経伝達や血流の改善を促します。
2. 自律神経調整・頭蓋調整
過緊張状態が続いている自律神経を、頭蓋や背骨へのアプローチで整えていきます。
副交感神経が働きやすくなることで、ホルモンバランスや内臓機能が本来のリズムを取り戻しやすくなります。
3. 内臓調整とお腹まわりの血流改善
肝臓・胃腸・子宮周囲の血流や働きを高めるように、お腹や骨盤周囲の深部筋へアプローチ。
冷えの解消や、内臓の緊張緩和により、自然なホルモン代謝を促します。
4. 東洋医学に基づくツボ刺激や経絡調整
婦人科系の不調に効果的とされるツボ(関元、三陰交、肝兪など)を使った施術で、気血の巡りを整え、体の内側から働きかけます。
5. 食生活・生活習慣へのアドバイス
小麦や加工食品のとりすぎによる腸内環境の悪化、ミネラル不足、水分の摂り方、冷え対策など、必要に応じて具体的なセルフケアもご提案しています。
【最後に】
月経は、あなたの“今”を映す鏡
月経の乱れは、体が発する大切なサインです。
我慢を続けてしまう前に、「なぜそうなっているのか」「どうしたら整うのか」を一緒に探ってみませんか?
あなたの不調に寄り添い、身体の内側から本来のリズムを取り戻すお手伝いをいたします。
お気軽にご相談ください。