なんとなく姿勢が悪いと感じていませんか?その“ 巻き肩 ”は体からのサインかもしれません。
鏡に映る自分の姿を見たとき、「なんだか猫背っぽいな」「肩が内側に入ってる気がする」そんなふうに感じたことはありませんか?
巻き肩 は、自分では気づきにくい姿勢のクセの一つで、多くの方が「年齢や仕事のせいだから仕方ない」と放置しがちです。ですが実は、巻き肩は見た目の問題だけでなく、肩こり・首こり・頭痛・呼吸の浅さ・自律神経の乱れなど、さまざまな不調の引き金になることもあるのです。
スマホやパソコンを長時間使う現代人にとって、巻き肩は“現代病”ともいえる姿勢の乱れです。
特に女性の場合は、姿勢の悪化によってバストラインが下がったり、お腹がぽっこりして見えたりと、美容面にも影響を与えやすく、知らず知らずのうちに自信を失ってしまう方も少なくありません。
「なんとなく肩が前に出ている気がする」
「いつも肩こりがあるけど、原因がわからない」
「見た目をスッキリ整えたいけど何から始めたらいいのか分からない」
そんなあなたに、まず知ってほしいのが“巻き肩”という状態についてです。
この記事では『巻き肩』について詳しく解説していきます。
交野市にある交野エニフ整骨院では、巻き肩を単なる姿勢の乱れとしてだけでなく、全身のバランスや自律神経・内臓の働きとの関連もふまえて、根本からの改善を目指しています。
【巻き肩とは?】
「巻き肩」とは、肩が前方に巻き込まれたように内側へ入り、肩甲骨が外側に開いた状態のことをいいます。
本来、正しい姿勢では耳・肩・腰・くるぶしが一直線に並びますが、巻き肩の方はこのラインが崩れており、横から見ると肩が耳より前に出てしまっています。
巻き肩の主な特徴は
- 肩が内側に入っている
- 鎖骨が前に張り出しているように見える
- 肩甲骨が背中の外側に広がっている
- バストが下がって見える
- 首が前に突き出たような印象になる(ストレートネックを伴いやすい)
- 肩・首のこり、頭痛、眼精疲労などを伴うことがある
このようなものがあります。
【巻き肩のメカニズム】
巻き肩は、胸側(大胸筋など)の筋肉が縮こまり、背中側(僧帽筋や菱形筋など)の筋肉が引っ張られて弱まることで起こります。
また、デスクワークやスマホ使用などで腕を前に出した状態が長時間続くと、肩が自然と内側に引き込まれ、巻き肩がクセになっていきます。
一度クセがついてしまうと、筋肉のバランスが崩れたままになり、意識してもなかなか元に戻りません。結果として肩こり・首こりが慢性化し、血行不良や神経圧迫による不調が出やすくなります。
【巻き肩の原因】
【原因1】長時間のデスクワーク・スマホの使用
現代社会で最も多い原因がこれです。パソコンやスマートフォンを使う姿勢は、肩を前に出した状態を強制します。さらに、集中していると無意識に背中が丸くなり、首が前に出て、肩が内側へと引っ張られていきます。
【原因2】筋力バランスの乱れ
胸の筋肉(大胸筋・小胸筋)が緊張しすぎていて、背中の筋肉(菱形筋・肩甲骨周囲筋群)が弱っている場合、前後の筋バランスが崩れ、自然と肩が内側に巻き込まれます。
この筋力アンバランスは、運動不足や姿勢の悪いクセでさらに助長されます。
【原因3】呼吸の浅さ・内臓機能の低下
巻き肩が進行すると、胸が圧迫されて呼吸が浅くなります。逆に、呼吸が浅くなった結果、胸郭の動きが小さくなり巻き肩を助長することもあります。
また、内臓の位置が下がると(内臓下垂)、背中が丸くなりやすく、それによって巻き肩が悪化するという“内面からの姿勢の乱れ”も見逃せません。
【原因4】精神的ストレス・自律神経の乱れ
ストレスを感じると、人は無意識に前かがみになり、防御的な姿勢をとる傾向があります。これが続くと巻き肩のクセが定着しやすくなります。
また、自律神経が乱れることで筋肉の緊張が抜けにくくなり、姿勢が固定化されてしまうケースもあります。
【当院の巻き肩に対する治療法】

当院では、巻き肩の原因を「骨格・筋肉・内臓・自律神経」の4方向からとらえ、表面的な姿勢矯正だけでなく、根本的な改善を目指しています。
1.骨格調整(肩甲骨・背骨・骨盤の連動性を回復)
まずは、肩甲骨と背骨、そして骨盤の位置関係を整えることで、正しい姿勢を取り戻します。
巻き肩は肩だけでなく、体幹全体のバランスの崩れから起きているため、全身のつながりを見ながら調整を行います。
2.筋膜リリース・深層筋アプローチ
固まった胸の筋肉や、縮んだ筋膜をリリースし、背中の弱くなった筋肉を活性化させていきます。
単なるストレッチやもみほぐしでは届かない、深い層の筋肉や筋膜へアプローチすることで、巻き肩を支えている原因にしっかり働きかけます。
3.内臓調整・呼吸機能の回復
内臓の位置や働きを調整することで、胸郭の柔軟性を取り戻し、呼吸の質を改善します。呼吸が深くなると、自律神経も整いやすくなり、姿勢保持のための筋肉も働きやすくなります。
4.日常動作の指導・セルフケアサポート
施術後の効果を持続させるために、簡単なセルフケアや正しい姿勢の取り方もご指導しています。
普段の生活で無理なく取り入れられる習慣づくりが、巻き肩改善のカギとなります。
【最後に】
「見た目が変わると、心も変わる」あなたの姿勢、私たちがサポートします。
巻き肩は、自分ではなかなか気づきにくく、改善にも時間がかかる場合があります。ですが、少しずつでも正しい姿勢を取り戻すことで、体の軽さ、呼吸の深さ、心のゆとりを実感される方が多くいらっしゃいます。
「もう年だから」「ずっとこの姿勢だから無理かも」とあきらめる前に、一度ご相談ください。
交野市で巻き肩にお悩みの方は、ぜひ当院までお気軽にお越しください。